政府の成長戦略会議が実行計画をまとめました。
政府の成長戦略会議は実行計画において、CO2固定・再利用を革新的技術開発の重点分野として取り上げました。
2050年カーボンニュートラルを達成するためには、現存する技術だけでの対応は不十分であり、革新的技術開発を進めることが必要である。その重点分野は、①電化+電力のグリーン化(次世代蓄電池技術など)、②水素(熱・電力分野等を脱炭素化するための水素大量供給・利用技術)、③CO2固定・再利用(カーボンリサイクル、CO2回収・貯留付バイオマス発電等)の3分野である。これらの重点分野の技術開発を一気に進めるため、国家プロジェクトを推進する。この際、これまでの技術開発支援と異なり、国が定めた2030年の技術目標達成のコミットメントを開発企業に求め、複数年度にまたがる継続的支援を行う新たな開発方式を導入した基金を設ける。これにより、開発された新たな技術を2030年から2050年にかけて大きく普及させることで、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献する。
(第3章2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長戦略)